2018年9月19日 公開

【レベル別】割り箸工作に挑戦して子どもの創造力を育てよう!

割り箸を利用して親子で工作を楽しみましょう。マジックハンドからミニチュア家具、おしゃれなドールハウスまで、さまざまな割り箸工作の作り方とコツ、アイディアをレベル別にご紹介します。シンプルな素材なので創造力も鍛えられますよ!

割り箸工作の魅力とは

100円ショップで販売されている壁風の厚紙や、フェルト素材のコースターなども使って撮影してみました。
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割り箸工作の良いところは、シンプルなパーツで、手に入りやすいこと、軽くて扱いやすい素材なので、気軽にトライしやすいところです。簡単に折ったり、やすったりして加工でき、輪ゴムや接着剤で固定も簡単です。

太さが違うという特性も、ちょっとした工夫で長所にもなります。

構造や工程を考えるのも面白いですし、創造的な作業ですよ。

割り箸工作に必要なもの

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コンビニやスーパーでももらえる割り箸。マジックハンドや鉄砲など小物を作るなら、数膳あれば作れるので、きれいに洗ったものをリサイクルしても良いですね。もしロッジハウスのようなドールハウスなどの大作を作りたい場合は、100均にも50膳100円で売られているので2、3セット以上購入しておきましょう。木材のほか、丸みがあり、風合いも異なる竹のお箸などもあります。

以下必要な道具や材料です。100均やホームセンターなどで手に入ります。

・はさみ:割り箸は柔らかいのではさみで簡単にカットできます。
・カッター:綺麗に割りたい時に使えます。ささくれも調整しやすいです。
・ペーパークリップ:割り箸同士の接着をしっかり固定したいときに便利です。
・輪ゴム:マジックハンドや鉄砲作りに使います。仮止めにも便利です。
・接着剤:木工用ボンドなどの接着剤。強度を問わなければ速乾タイプが便利です。
・サンドペーパー:紙やすり。80、100、120番くらいが良いでしょう。
・定規:ステンレス製のものがおすすめ。三角定規も直角が図れて便利です。
・カッターマット:小さいもので大丈夫です。

その他、上記の写真に無いもので準備したら便利な材料や用具は以下です。参考にしてくださいね。

・糸のこや小型のこぎり:大物を作りたい時に役立ちます。
・両面テープ:強度を必要しないときの接着に便利です。
・マスキングテープやガムテープ:割り箸同士を接着する際の仮止めに便利です。
・鉛筆:切る位置の印をつけるのに使います。
・金づち:斜めにカットするときにカッターや彫刻刀のお尻から金づちで叩くと綺麗に割れます。
・きり:穴を開けるときに使います。
・爪楊枝や竹串、竹ひご:細かいパーツを作るときに役立ちます。
・彫刻刀:形を整えたり、細かい模様を入れたりできます。
・台板:切るときにその上で作業したり、固定したりするのに使えます。かまぼこ板でも。

その他、色をつけるなら、木材用塗料か、アクリル絵の具、筆などを用意しましょう。
輪ゴムや布など必要な場合もあります。

割り箸工作の注意点

割りばしのとげに注意

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割り箸を折って切断していくと、端が割れてとげのようになります。このささくれのようになっているところで怪我をしないよう、サンドペーパーでヤスリをかけましょう。サンドペーパーは小さく切って、割り箸に巻き付けると作業しやすいです。

目に入らないようにしっかり見ておく

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3、4歳など小さなお子さまでも扱いやすい素材ですが、くれぐれも振り回したり、持ったまま走るなどして、割り箸の先端が目に入る事故など無いように気を配りましょう。また、はさみやカッターを使う工作の場合も、必ず大人が一緒に作業して、使い方を注意して見てくださいね。

【初級編】マジックハンドの作り方

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割り箸を切らず、ゴムでつないでいくだけなので、とても簡単に作れます。物をはさむ部分のパーツには、ダンボールやペットボトルキャップなどを利用しましょう。

ポイントは割り箸の中心を止めるゴムの巻きつけ方。しっかり固定しすぎた状態だとうまく伸ばせず、緩すぎる状態だと持ち手の部分から外れてくることも。試行錯誤しながら工夫するのも楽しいですよ。

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応用として、割り箸と輪ゴムで、ゴム鉄砲おもちゃも作れます。空のペットボトルで標的を作ったり、引き金を工夫して、威力を上げてもっとカッコいい鉄砲を作ったりしても遊べますね。昔やったことがあるパパママも多いのでは。特に、小学校の低学年くらいのお子さまに人気のおもちゃと遊び方ではないでしょうか。

【中級編】ミニチュア家具の作り方

ハウス風デザインのベッド枠も簡単に作れます。ベッドのマットレスは台所用のスポンジを端切れで包んでいます。クッションは端切れを四角に切って縫い、綿を詰めただけ。このように、ちょっとした小物も加えていくのも楽しいですよ。
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シルバニアファミリーやリカちゃん、アンパンマンなど、お子さまの好きな人形やおもちゃの大きさに合わせた家具を割り箸で作ってみましょう。大きさを揃えるなど難しいところは大人が作業すれば、小さなお子さまでも一緒に手作りできます。

コツはきちんと大きさを測ることと、サンドペーパーでヤスリをかけて長さや高さを揃えること。また、割り箸は太さが違うので1膳1膳を交互に組み合わせると歪みが出にくくなります。

記事では椅子とテーブルの作り方を紹介していますが、他に、はしごやベッド、ベンチなどが簡単に作れておすすめですよ。いろいろ工夫してみてくださいね。
そのままでも素朴で可愛いですが、白やピンクなど好みの色にペイントするのも素敵です。かすれたように塗ったり、2色重ねてヤスリをかけるのも○。色をつける際は、木材専用の顔料やニス、アクリル絵の具がおすすめです。水彩絵具なら塗り重ねて最後にクリアスプレーをかけると良いですね。コーヒーや紅茶でもアンティーク風の良い風合いに染められます。

また、家具だけでなく、鉄棒や滑り台、ジャングルジム、シーソー、ブランコなど、いつも行っている公園の遊具を再現するのも楽しそうですね!

【上級編】おうちの作り方

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割り箸の風合いをいかして、ログハウスやロッジ、コテージのようなおうちを作るのがおすすめです。
屋根に穴を開けて貯金箱にするのも良いですね。窓やドアを切り抜いて作ったり、煙突を取り付けたり、テラスやベランダを作るのも楽しそうです。周囲に柵をつけて庭まで作るとかなり本格的になります。

または、写真のように床と壁を下部のみとか、壁を2面と床のみなど、ルームタイプでもOK。より少ない材料で簡単に作れますし、布でカーテンをかけたり、壁紙を外から当てたり、部屋を増やしていったりすることもできます。また、隙間が多いと、手を入れてお人形遊びがしやすいようですよ。

周囲にふわっとしたチュールを乗せて、お姫様のベッドルーム風にアレンジ。
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最後に

今回は、作り方をレベル別にまとめてそれぞれ紹介しました。特に小学生には自由研究や工作としても人気の割り箸工作。細かい作業を大人がサポートすれば意外と未就学児でも作れますよ。

割り箸はシンプルな素材なので創意工夫しがいがあるのも魅力。完成したら、それだけで遊べるものばかりなので、長く楽しめるのも良いですね!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。