2020年度からはじまる大学入試改革とは?
2020年度からの大学入試が、従来の「センター試験」から「大学入学共通テスト」に変わります。マークシート式に加えて、記述式の試験が導入されることが特徴です。
英語においては、マークシート式の「読む」「聞く」に加えて、「書く」「話す」も評価する内容に。これら4技能を民間の試験、たとえば、実用英語技能検定(英検※今後、実施される新方式)、TOEIC、TOEFLなどを活用して測る方針です。また、国語・数学においても、記述式の問題が追加され、試験時間も延長される模様です。
さらに、AO・推薦入試においては、これまで学力不問という批判の声もあり、今回の改革で小論文やプレゼンテーション、大学入学共通テストなどが必修化される動きとなっています。
英語においては、マークシート式の「読む」「聞く」に加えて、「書く」「話す」も評価する内容に。これら4技能を民間の試験、たとえば、実用英語技能検定(英検※今後、実施される新方式)、TOEIC、TOEFLなどを活用して測る方針です。また、国語・数学においても、記述式の問題が追加され、試験時間も延長される模様です。
さらに、AO・推薦入試においては、これまで学力不問という批判の声もあり、今回の改革で小論文やプレゼンテーション、大学入学共通テストなどが必修化される動きとなっています。
大学入試改革の目的
大学入試改革の目的は、加速化するグローバル化や技術革新などに伴い、激変する社会に対応する能力を育てること。そのためには、自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする「思考力・判断力・表現力」が求められます。
今回の大学入試改革により、それらの能力を評価できるだけでなく、高等学校に対し、「主体的・対話的で深い学び」に重きを置いた授業改善を促すことも大きな目的です。
今回の大学入試改革により、それらの能力を評価できるだけでなく、高等学校に対し、「主体的・対話的で深い学び」に重きを置いた授業改善を促すことも大きな目的です。
大学入試、こう変わる 大改革に高校から不安の声も:朝日新聞デジタル

現在の大学入試センター試験に代わり、2020年度から始まる「大学入学共通テスト」(仮称)の実施方針案が16日、文部科学省によって公表された。英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を民間の試験で測る…
「大学入学共通テスト」について:文部科学省

1.高大接続改革とは?
2.なぜ記述式問題を導入するの?
3.なぜ英語4技能評価に資格・検定試験を活用するの?
栄光ゼミナールによる「大学入試改革に関する意識調査」
進学塾・栄光ゼミナールは、2020年度よりはじまる「大学入試改革に関する意識調査」を実施しました。
【調査対象】
高校受験検討中の新小学6年生~新高校1年生の子どもを持つ栄光モニター会員
【調査方法】
インターネット
【調査機関】
2018年3月7日~21日
【回答者数】
421名(小5/164名、小6/53名、中1/74名、中2/80名、中3/50名)
【調査対象】
高校受験検討中の新小学6年生~新高校1年生の子どもを持つ栄光モニター会員
【調査方法】
インターネット
【調査機関】
2018年3月7日~21日
【回答者数】
421名(小5/164名、小6/53名、中1/74名、中2/80名、中3/50名)
大学入試改革を知っている保護者は90%以上
「大学入試が変わること」を知っていると回答した保護者は92.9%。これ以外にも、「センター試験にかわり、大学入学共通テストが実施されること」「マークシート式だけでなく記述式の問題が導入されること」などを知っている保護者が70%を超え、関心の高さがわかる結果となりました。
70%以上が大学入試改革に不安を感じている
回答者全体をみると、70%以上の保護者が大学入試改革に不安を感じていることがわかりました。そのなかでも、「とても不安」と感じている保護者は、新高校1年生が最も多く38%となりました。大学入試改革の初年度にあたる学年のため、強い不安を抱くのは当然のことといえます。
「どちらかというと不安」と回答した保護者は、新中学3年生が最も多く67.5%にものぼりました。大学入試改革への漠然とした不安があると考えられます。
「どちらかというと不安」と回答した保護者は、新中学3年生が最も多く67.5%にものぼりました。大学入試改革への漠然とした不安があると考えられます。
子どもに取り組ませたいことは「英語」
大学入試が変わることに備えて、「子どもに取り組ませていること、取り組ませたいことがある」は新高校1年生の保護者が最も多く、56%になりました。具体的な取り組みとしては、「英会話教室に通う」「英検を受けさせる」など、英語に重点を置いた回答が全ての学年で多くなりました。
その他にも、「文章を書く」「新聞の読み込み、まとめ、意見発表を取り入れている」「私立中学校に向けた勉強をしている」「高校受験の際に、大学付属高校を目指す」などの回答がありました。
その他にも、「文章を書く」「新聞の読み込み、まとめ、意見発表を取り入れている」「私立中学校に向けた勉強をしている」「高校受験の際に、大学付属高校を目指す」などの回答がありました。
激動の社会に対応するために……
大学入試改革は、現在の高校1年生(2018年4月時点)からスタートします。栄光ゼミナールの調査によれば、「子どもと大学入試について話をしたことがある」と回答したのは、新高校1年生の保護者が最も多く92.0%となりました。他の学年でも50%以上を超え、関心の高さがうかがえます。
これからは子どもたちが主体的に取り組む学習の成果が評価される時代へと変化します。激動の社会を生き抜いていける能力が、身に着くことを期待されています。
今以上に社会で求められる「思考力・判断力・表現力」の土台は、小さな頃からの遊びや学びの場を通して得られるのかもしれません。
これからは子どもたちが主体的に取り組む学習の成果が評価される時代へと変化します。激動の社会を生き抜いていける能力が、身に着くことを期待されています。
今以上に社会で求められる「思考力・判断力・表現力」の土台は、小さな頃からの遊びや学びの場を通して得られるのかもしれません。
大学入試改革に関する意識調査

進学塾・栄光ゼミナールを運営する株式会社栄光は、2018 年3月7日(水)~3月21日(水)に、「大学入試改革」に関する意識調査を実施し、新小学6年生~新高校1年生の子どもを持つ保護者 421 人の有効回答が得られました。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。