2017年6月18日 公開

学んだことがかたちにのこる幼児検定にチャレンジしよう!

小学校入学前に、幼児向け検定にチャレンジしてみませんか?努力したことが合格証など結果としてかたちに残るため、、子どもにとって嬉しいものですし、自信にもつながるでしょう。幼児向け検定の種類とそれぞれの特徴、対象となる年齢や出題傾向などを紹介します。

幼児検定を受けるメリットと注意点

検定受検のメリットは、子どもの力だめしになること、はっきりとした目標を持てること、合格すれば子どもの自信につながること、また次の挑戦目標を持てるという点などです。

とはいえ、不合格の場合は逆に自信を失ってしまう可能性も。ですから幼児検定は、親が無理に受けさせるのではなく、子どものやる気をみながら、興味のある分野に挑戦するのがおすすめです。

親がさりげなく検定のことを話してみて、子どものやりたい気持ちを尊重させてあげましょう。親が子どもの実力を誉めてあげると、子どももやる気を出す可能性があります。

受験してみよう、となったら検定対策として過去問題にもチャレンジしてみましょう。

算数の基礎「かず・かたち検定」

「かず・かたち検定」は実用数学技能検定の階級のひとつで、幼児を対象とした算数検定です。

検定はゴールドスター、シルバースターの2種類があり、検定時間は40分、15問中10問正解で合格です。
はじめての子どもはシルバースターからがおすすめ。「5」まで数えられる子どもが対象となります。

過去には、飛行機のイラストを見て数を書く、イラストを見て数が同じものを線で結ぶ、数の大小比較、一番多いグループの選択、2番目の人に丸を付ける、といった問題が出題されました。

検定受験を通して、遊びに役立つかず・かたちの理解や規則を見い出す力をはかることができます。

リスニング力を試す「英検Jr.」

英検は小学生以下からでも受けることが可能で、2016年度には約37万人の子どもが受験しました。

中でも英検Jr.は英語学習の入門期に大切とされているリスニング力をはかるテストですので、幼児期の子どもにもおすすめです。
英検Jr.は「育成型ゲーム感覚」のリスニングテストで、英語を聞いてそれに合ったイラストなどに丸をつけるなど、子どもが楽しく取り組める工夫が盛り込まれています。

階級はブロンズ、シルバー、ゴールドのレベルに分かれており、最も初歩的なブロンズでは40問約30分のテスト構成となっています。
また、判定通知を合格・不合格ではなく、正答率で表示するのも特徴で、がんばった子どもには上の進級の目安を示して通知されるので、次の目標を立てることが出来ます。

検定の目的は、「英語でのコミュニケーションを楽しむこと」。子どもが英語に興味を持つきっかけとなる検定です。

イラストから学ぶ「国連英検ジュニア・テスト」

国連英検ジュニア・テストでは、イラストを使って英語に親しみ、楽しみながら学ぶことを尊重しています。E~Aコースまで用意されており、実力に合わせて少しずつステップアップしていくことが可能です。

はじめて受験する場合はEコースからのスタート。問題の出題方法は、英語を聞いてそれに合ったイラストを色鉛筆で答えるというもの。例えばEコースでは、動物、植物など身近なものが登場します。出題数は25問、回答時間は30分です。
単語をきちんと聞き取って理解する能力が求められます。

英語の学習を通じて、日本語とは違う言語があることを知り、子どもが興味・関心の幅を広げていくことを目的としている検定です。

右脳を使った計算力「珠算検定」

かつて子どもの定番検定だった珠算検定は、右脳教育によいといわれ、再び注目されています。
「そろばん」をはじめる年齢に制限はありません。小学校前の子どもでも習うことができます。

まずは10級からのスタート。かけ算やみとり算が出題されます。受験時間は20分、200点満点中60点以上で合格です。

そろばんの一番のメリットは、計算力や集中力が身に付くこと。継続させるためには、受験することで子どものやる気を引き出してあげることが大切です。

また最近は、フラッシュ暗算検定(パソコンに数字が表示され、右脳を使って素早く計算する方法)も登場しました。

パパママのフォローでやる気を引き出そう

幼児向け検定を受けさせるには、やはりパパママのフォローも大切です。嫌がっていたら無理に受けさせないこと、そして、ほめてやる気を引き出してあげるのが上手くいくためのポイントです。

合格したらもっとほめてあげて、子どもの自信につなげていきましょう。子ども向け検定にもいろいろな種類がありますから、子どもにあったものを選んであげてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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erika erika  20代のママです。 趣味は子どもと遊ぶこととピアノを弾くこと。 現在3歳のやんちゃな男の子の子育てに日々奮闘中!