2016年12月10日 公開

ガラス絵の具の使い方│子ども部屋をおしゃれに模様替え!

ガラス絵の具をご存知ですか?絵の具といっても、水で溶いて画用紙に描く、水彩絵の具とは全然違います。100均でも買え、乾くと透けるのが特徴で、ステンドグラスやすりガラスのように窓を飾ったり、シール作りもできます。親子で一緒に作って子ども部屋をステキに模様替えしてみましょう。

ガラス絵の具とは?

最近人気のガラス絵の具をご存知ですか?ガラス絵具やグラスデコとも呼ばれ、乾燥するとガラスのように透けるのが特徴で、ステンドグラスのように窓を飾ったり、簡単に貼ったりはがしたりできるシールとしても楽しめる絵の具です。

ガラス絵の具の魅力

独特のテクスチャーが美しく、雑貨をデコったり、アート作品をインテリアのアイテムとして、グラスなどガラス食器を好みにアレンジしたりと、アイデア次第でさまざまな作品ができます。スイーツデコや手作りスクイーズ作りにもよく使われています。

アクリル絵の具との違い

乾燥すると水に強く、ガラスやプラスチックにも絵を描けるのはアクリル絵の具と同じですが、弾力性があり、窓ガラスや鏡、ガラス食器や陶器など、ツルツルした面になら、ぴったりくっつき、またはがしても使えるのが大きな違いです。また、アクリル絵の具には出せないツヤと透明感もあります。

ガラス絵の具、どこで買える?

下絵になるイラストとフィルムもセットになっています。作例がいろいろあるので、初心者の方に向いています。少量ずつですが、縁取り用に黒のほか金色もあり、ラメ入りピンクも!
特殊な商品に感じられるかもしれませんが、実はダイソーやセリアなどの100円ショップでも買うことができます。ダイソーは1本1本バラ売り、セリアは少量のパステルカラーがセットになっています。

水彩絵の具と同じように文房具売り場に並んでいます。カラーバリエーションも豊富。容器の先端が細くなっているものは、イラストを描きやすいのでおすすめです。

他にもウェブショップや画材屋など専門店では、より豊富な種類の色やセットを買うことができます。

身近なものばかり!材料はこちら

via photo by Mie.S
用意するものはそんなに多くはありません。

・ガラス絵の具
まずは黒い色や金色など濃い色が必須。ステンドグラスのように、色を区切る線として使用します。他の色は、描くイラストに合わせて選んでください。白は不透明ですが、それ以外は基本的に乾くと透明になります。ない色は筆で混ぜて作ることもできますよ。

・透明なシート
ガラス絵の具をその上に絞り出して使うので、クリアファイルなどしっかりしたものを用意しましょう。文具店や画材店でセットを購入した場合は付属されています。

・下絵
フリーハンドでそのまま好きなものを描いてもいいですが、下絵があると作りやすいです。最初はシンプルな画像などを用意し、慣れてきたら複雑なイラストに挑戦してみましょう。市販の塗り絵もなぞりやすいです。

その他、細かいところを整えたい時や、剥がしたい時に、爪楊枝、修正用に綿棒、下絵を固定するのにマスキングテープもあると便利です。

また、カッターマットなどの上で作業すると良いです。

ガラス絵の具を使ったシールの作り方

1.透明シートの下に下絵を置く
図案がずれないようにマスキングテープなどでしっかり固定しましょう。

カッターマットや硬いテーブルマットに下絵とクリアシートをマスキングテープなどで固定すると便利です。マットを上下左右に動かしながら描けると手で触って汚すことを防げます。
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2.黒のガラス絵の具で下絵の線をなぞり、乾かす
イラストの縁取りになる黒い線(または金色の線などでも)を最初に描きます。下絵をなぞるだけなので簡単です。水彩絵の具のように筆を使うのではなく、絵の具容器から直接絵の具を出して塗った方が一般的にきれいに仕上がります。ポイントは、厚めに塗ることです。そのあと1時間〜半日ほど以上乾かしてください。

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3.他の色のガラス絵の具を塗る
黒のガラス絵の具が乾いたら、その他の色の絵の具で内側を塗り、色付けをします。細かい部分は爪楊枝で塗り広げるときれいに仕上がります。絵の具をケチらず、厚めに塗りましょう。

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4.半日以上乾かす
ガラス絵の具が完全に乾いたら、透明シートから丁寧にはがします。この時も爪楊枝を使うと失敗を防げます。

これで完成!窓などに貼ってみましょう。

小さなお子さまには縁取りが終わったものに、他の色の絵の具で中を塗ってもらうといいですね!もしはみ出しても綿棒でふき取ることができますよ。

最初に内側の色を塗ってから縁取りをした方が綺麗に仕上げられる、という方もいるかもしれません。試して見てくださいね。

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窓を飾るだけではもったいない!

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太陽の光に透けるステンドグラス風の窓もステキですが、もっといろいろなものに貼ってみませんか?すりガラスなどに貼ってもいいですし、フォトフレームに入れて飾るとお部屋のアクセントになります。

透明なガラス瓶やコップ、花瓶などに直接絵を描いてもかわいいですよ。金色で模様を描き、色付けをするとモロッカングラスのようにできます。

スマホケースをデコレーションして、世界にひとつだけのオリジナルケースを作ってみるのもおしゃれですね。結婚式のウェルカムボード作りにも人気がありますよ。

プラバンやレンジなど、アクセサリーに色付けをするのもステキです。

不要なマニキュアや木工用ボンドを組み合わせるのも、表現の幅が広がります。DIY 好きの方は、いろいろチャレンジしてみてくださいね。

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100円ショップで売られているアクリルやガラスのフォトフレームに直接絵を描くのも楽しいもの。裏に他の色や台紙を貼ってもいいし、2枚違う絵を重ねても面白いです。

自由な発想で絵の具の感触や色の重なり、透け方を楽しみながら描いてみてください。ステキなインテリアになりますし、パパママやおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントにも良いですね。

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きれいに仕上げるための塗り方のコツ

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チューブから直接描く場合は、一定の量を出し続けるにはコツが必要です。少しずつ力を入れて調整してくださいね。小さな子どもの手の力では難しいので親が手を添えてあげても。また、チューブの先をよく拭っておくことも大事です。

筆で描く方がやりやすい方もいるかもしれません。ネイル用の細い筆がおすすめです。

最初に、小さいもので何度か練習してみると良いでしょう。親子でトライする場合は、大人がまず自分でやってみると良いと思います。動画などを参考にしてもいいですね。

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思い切って厚めに塗ること、色が混ざらないようにちゃんと時間を計ってから塗ることが大事です。特に、シールにする場合は、隙間が残らないようにしましょう。

塗っている時にはみ出したら、乾かないうちに細めの綿棒や爪楊枝で修正ができます。

いろいろなデザインで一年中楽しみましょう!

おしゃれなデザインだけでなく、四季折々のイラストで作ってみるのも楽しいですよ。せっかく簡単に貼ったりはがしたりできるのですから、季節が変わったら、あるいはデザインに飽きたら他のイラストで作って一年中楽しみましょう。七夕やハロウィン、クリスマスにデコレーションアイテムとしてぜひ。

その時々で好きなキャラクターを作るのもいいですね。塗り絵を下に置くとなぞりやすいです。

子ども部屋の雰囲気を一気にかえられるアイテムとして楽しんでみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

yottoko yottoko  幼稚園の子どもがいます。一人の時間を大切に執筆活動も行っています!