2020年2月20日 公開

【フィリピン・セブ島】親子留学の全てがわかるベーシックガイド

親子留学先として人気が高まっているフィリピン・セブ島で、注目されている理由や費用の目安、留学プラン、おすすめの語学学校まで解説します。親子留学後、そのままセブ島に移住した筆者がリアルな経験をお届けします!親子留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

フィリピン・セブ島親子留学がおすすめの理由は

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「うちの子が英語を話せるようになったらいいのに!」将来的に、受験や仕事のことを考えると、英語ができた方が有利だと感じているママやパパは多いのではないでしょうか。

英語を簡単に話せるようになる方法はありませんが、もしバイリンガルへの近道があるのだとしたら、私は1週間から気軽にできるセブ島への親子留学が子どもの可能性を広げてくれるひとつの方法であると、実際にセブ島へ親子留学に行ってみて感じています。
英語に触れ合う時間が多ければ多いほど、子どもはグングン吸収していきます。実際に、娘は英語しか通じない環境に身を置いた途端に、日本にいた時には入らなかった英語を話すスイッチが入りました。

セブ島は、日本から比較的近く、飛行機に乗っている時間が少ないことや時差も少ないので子連れの渡航でも負担が少ないです。留学も、渡航費や生活費、学費も安く抑えられることもメリットです。

今回はセブ島への親子留学のベーシックガイドとして役立つよう、私たちの体験談と共に、現地での経験・生活者視点でセブ島親子留学の基本情報をまとめました。参考になれば幸いです。

セブ島・親子留学とは?

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母子分離?一緒に学ぶ?何歳から?

語学学校に通い、親とお子さまがそれぞれに合わせたカリキュラムで英語を学んでいきます。学校によってお子さまの受け入れ年齢は変わりますが、生後6ヶ月〜OKの学校もあります。基本的には保護者と子どもは分離したクラスとなりますが、一緒に学ぶタイプの学校もあります。

子どもの英語レッスンは?

お子さまは年齢や英語レベルに合わせたアクティビティを通じて英語を学びます。英語のレベルに応じてグループレッスンやマンツーマンレッスンなど授業形態が変わり、また提供されるレッスン内容は語学学校によってそれぞれです。

マンツーマンレッスンが多いのか、アクティビティが多いのか、日本語の補助があるのか、オールイングリッシュなのかなど、お子さまの性格を考慮したうえで、ミスマッチを防ぐためにも詳細は留学エージェントにお聞きしてみてくださいね。

親の英語レッスンは?

親は希望に合わせてトラベル英会話やリーディング、文法などを学びます。学習時間は学校によって受講を希望するコマ数を選択できることがありますので、通学を希望する学校が提供するコースをチェックしてみてください。

親子留学の期間はどのくらい?理想の留学期間は?

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最短で、日曜出国→月〜金曜に通学→土曜帰国の7日間から参加が可能です。7日間のプランはお休みの取れないワーキングママにも人気ですし、パパの参加も最近、少しずつ増えてきています。

また、2週間以上の滞在や、3ヶ月以上の長期など、希望に合わせてスケジュールを組むことができます。

1ヶ月以上の滞在になると、英語を学びながら異文化やフィリピンの豊かな自然を、ゆとりをもって体験することができるので、じっくりと学びたい方だけでなくアクティブに海外ステイを楽しみたい方にもお勧めです。

語学学校の宿泊施設とは?

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宿泊施設は大きく分けると、語学学校の敷地内に学校寮があるタイプと学校近くのホテルやコンドミニアムに宿泊するタイプの2パターンがあります。

また、宿泊施設に付随して食事も三食付いている学校もありますから、語学学校のホームページなどから宿泊施設の清潔感や設備、食事が子どもに合いそうかどうかを確認してから語学学校を決めることをお勧めします。

滞在先にプールや遊べる施設などがあると、放課後や土日に子どものエネルギーを発散させてあげることもできますよ。

一番気になるお金の事!費用の詳細と内訳は

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フィリピンの親子留学で、レッスン料金と宿泊施設がセットとなった基本的な料金は、1週間で1名6〜9万円程度が目安となります。これに、入学金が1.5万円程度と就学許可証費用約1.6万円、往復の航空運賃が主にかかります。

航空券代や入学金、就学許可費用がかさみがちなので、もしも時間にゆとりがある場合は、2週間以上の留学にすることで、週単位で計算した時のコストダウンが可能です。また、多くの語学学校は通学期間に応じて割引があります。

参考までに、私と娘が夏休みに3週間親子留学した際の費用は、フィリピン航空のチケット代金などを含めて1人約26万円でした。

航空運賃は渡航時期によって異なりますが、フィリピン航空のほかにもLCCのセブパシフィックが運行しています。なるべく航空運賃を安くしたい場合は早期に予約したり、プロモーションで安くなっている航空券を探したりすることでお安く渡航することが可能です。

セブ島で親子留学できるおすすめ語学学校3選

(1)Kredo Kids(セブ市内)

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親子留学専門の語学学校で生後6ヶ月の赤ちゃんから英語を学ぶことができます。セブ市中心地に校舎を構え、宿泊施設はアヤラモール隣接の高級コンドミニアムとなります。1家庭に1人家政婦が付くことが特徴で、掃除や洗濯、食事の準備まで希望に合わせて依頼が可能。キッズクラスの質も高くリピーターが多いのが特徴です。

(2)Howdy(マンダウエ市)

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留学関係者が口をそろえて褒める日本人シェフ監修のHowdyの食事は、味や見た目はもちろんのこと、朝食で提供されるスムージーや朝Sweetsなど、メニューの豊富さが特徴です。お子さまの受け入れは3歳から可能となっており、敷地に隣接したショッピングモールにはスーパーマーケットがあり便利です。

(3)Cebu Blue Ocean Academy(マクタン島)

via photo by Cebu Blue Ocean Academy
韓国資本の語学学校で、日系の語学学校と比べると日本人比率が少なめです。また、学校寮はEGIホテルを利用しており、ホテルのプールやビーチの利用が可能。英語を学びながらリゾート感も味わうことができるのが嬉しいポイントです。親子留学の場合は、小学校4年生から受け入れています。

子どもの英語学習は何歳からが良い?

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英語教育をはじめる時に、何歳からはじめるのが正解なのかわからない、というのはよく聞く悩みです。赤ちゃんの時からはじめると日本語と混ざるんじゃないかと心配になるし、3歳を過ぎたら手遅れだと感じる方もいるようです。

移民の少ない島国で暮らしてきた日本人は、日本語しかない環境で長く生きてきたので、他言語を母国語と一緒に習得していくことに抵抗を感じる方も多いでしょう。

私がセブ島に親子留学後、そのまま移住する中でたくさんの子どもたちを見てきました。まだ幼稚園入園前の子どもから小学校高学年の子どもまで、年齢や英語学習経験のバックグランドもさまざまです。

確かに3歳前の低年齢で英語学習を開始しはじめたお子さまが英語を話しはじめると、流暢な美しい英語を話し、さすが耳の良いうちから英語学習をはじめているだけあるなと感じることがあります。

セブ島で3週間の親子留学を経て移住して実感していること

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私は娘が5歳の時からゆる〜くおうち英語をはじめ、7歳の時にセブ島で3週間の親子留学をしてから移住しました。娘は人に興味のある子どもだったのでどんどんと英語のセンテンスを耳でコピーしてそのまま使いはじめ、移住1年後には8歳児らしい英語を話していました。また、LとRの違いは聞き分けることができ、私の発音を直してくれたり、舌の使い方までレクチャーしてくれるほどです。

しっかりしたインプットやアウトプットのできる英語環境を整えてあげることで英語を話すことができるようになる、というのがセブで暮らして私が実感していることです。

セブ島・親子留学は本当におすすめ!

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子どもの言語への適応能力は高く、大人が驚かされることもしばしば。短期間の留学でも「簡単な言葉を英語で伝えようと子どもが自発的に挑戦しはじめたり、レッスンで習った単語を使いはじめたりして驚かされた」という声も珍しくありません。

生きた英語に触れることで、子どもたちの持つ言語能力を引き出してあげることができます。フレンドリーなフィリピン人の先生たちのいるセブ島への親子留学に一歩踏み出してみませんか。お子さまの英語能力を伸ばしてあげるきっかけを、セブ島でならきっと見つけることができますよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

井上 綾子 井上 綾子  2017年7月から約3年間セブ島へ英語習得のため教育移住。当時小1&年少だった子どもたちは現地インターナショナルスクールに通学し、バイリンガルへと成長しました。親子留学/教育移住の素晴らしさをお伝えすべく、雑誌やwebにて情報配信中。神戸市出身。