フラッシュ暗算とは?
最近、メディアでもよく取り上げられ、注目を集めているフラッシュ暗算をご存じですか?高速で切り替わる画面に表示される桁数の多い数字を計算し、あっという間に答えを出してしまう子どもたちの姿に驚いた人も多いのではないでしょうか。
フラッシュ暗算は、モニター画面に次々と表示される数字を、珠算式暗算を用いて計算して答えを出すものです。 研究データを元に、難易度別に分けて出題されるので、どのようなレベルにあっても暗算力を上達させられると評判です。
もともと珠算式暗算力向上を目的とした練習のために開発されたもの。
「珠算式暗算」とは、そろばんを使った暗算方法ですが、実際にそろばんをはじくのではなく、頭の中にそろばんをイメージし、その玉を想像で動かして暗算をするという計算方法です。
「珠算式暗算」とは、そろばんを使った暗算方法ですが、実際にそろばんをはじくのではなく、頭の中にそろばんをイメージし、その玉を想像で動かして暗算をするという計算方法です。
桁数を多くしたり、スピードを速めたりと難易度を上げながら、一定の時間内でどれだけ正確に数字が覚えて暗算できるかを競いながら学習していきます。
出題される計算問題は、たし算やひき算から、わり算やかけ算を行うパターンもあります。
出題される計算問題は、たし算やひき算から、わり算やかけ算を行うパターンもあります。
フラッシュ暗算で得られる効果は?
そろばんは、筆算による計算よりも、もっと速く多くの桁の計算をできるようになるのが特長です。
さらにフラッシュ暗算は、頭の中で数字ではなく、画像として計算するので、この方法で鍛えていくと、桁数が多い問題も、より速く、正確に計算できるようになります。上級者になれば、電卓を叩くより速く計算できることも。
さらに、筆算式の計算方法では、主に左脳を使うのに対し、フラッシュ式暗算や珠算式暗算は、右脳のみを使っているとする研究発表もあります。
頭の中でそろばんの玉をイメージする場所は、右脳の後頭部に作られ、これは主に子どもの頃しか作ることができず、一度身につけた珠算式暗算の能力は、生涯にわたっていつでも使うことが可能に。
左脳は理論的に考える力、右脳は感覚的なひらめき(直観像)をつかさどっているといわれています。また、左脳は言語で物事を記憶するのに対し、右脳は形や色などで視覚的(直観的・イメージ)に記憶します。言語による記憶には限界がありますが、イメージでの記憶の方が、よりたくさん覚えられ、長期間失われないのではという説もあるようです。
日々の生活では、どちらかというと、右脳より左脳の方が鍛えられる機会が多いので、右脳を活性化させる目的でもフラッシュ暗算は注目されています。
また、そろばんを学ぶと、注意力や観察力、記憶力や集中力、想像力、情報処理能力もそれぞれ鍛えられますが、これらはフラッシュ暗算にも同様の期待ができますね。
そろばんの効用|日本珠算連盟

日本珠算連盟が、そろばんの6つの効用を紹介しています。
フラッシュ暗算のメリット・デメリット
メリット
・集中力が身につく
フラッシュ暗算は次から次へと数字が画面に表示されるため、一つでも見逃すと正解することができません。継続することで、集中力が鍛えらえるメリットがあります。
・計算スピードを上げやすい
フラッシュ暗算では、レベルに応じてフラッシュ時間を決めることができます。紙ベースで行うよりも、計算スピードを上げる練習がしやすいのではないでしょうか。
・ゲーム感覚で学習できる
筆算による計算は、紙と鉛筆を使いますが、フラッシュ暗算はパソコンなどのデジタル機器を使用。ゲーム感覚で楽しく学習することができるため、子どもでも飽きずに続けられます。
フラッシュ暗算は次から次へと数字が画面に表示されるため、一つでも見逃すと正解することができません。継続することで、集中力が鍛えらえるメリットがあります。
・計算スピードを上げやすい
フラッシュ暗算では、レベルに応じてフラッシュ時間を決めることができます。紙ベースで行うよりも、計算スピードを上げる練習がしやすいのではないでしょうか。
・ゲーム感覚で学習できる
筆算による計算は、紙と鉛筆を使いますが、フラッシュ暗算はパソコンなどのデジタル機器を使用。ゲーム感覚で楽しく学習することができるため、子どもでも飽きずに続けられます。
デメリット
・そろばん学習を一緒に行う必要がある
珠算式暗算を学ばずに、フラッシュ暗算だけを学習することはできません。簡単な足し算・引き算や、九九のように桁数が小さい計算なら、答えを暗記することができます。しかし、桁数が大きくなり、スピードが速くなるとそれでは追い付かなくなります。難易度が高いフラッシュ暗算をクリアしていくためには、同時にそろばんの知識と経験が必要に。常にそろばんと一緒に、学習を続ける必要があります。
珠算式暗算を学ばずに、フラッシュ暗算だけを学習することはできません。簡単な足し算・引き算や、九九のように桁数が小さい計算なら、答えを暗記することができます。しかし、桁数が大きくなり、スピードが速くなるとそれでは追い付かなくなります。難易度が高いフラッシュ暗算をクリアしていくためには、同時にそろばんの知識と経験が必要に。常にそろばんと一緒に、学習を続ける必要があります。
何歳からできる?おすすめの年齢は?
数字の読み書きができ、足し算を理解できているなら、何歳からでもはじめることが可能です。フラッシュ暗算で鍛えられる右脳の活性化は、一般に年齢が低いほど効果が上がりやすいといわれているようです。
お子さまの状況や個人の特性にもよりますが、年長や小学1年生ぐらいから、そろばん学習をはじめ、その理解度や習熟度に伴ってフラッシュ暗算をスタートさせるとスムーズでしょう。
ちなみに小学校では、2年生から算数の授業で筆算の学習、3年生からそろばんを開始することが多くなっています。
また、子どもの頃にそろばんを学んだ経験がある方なら、大人になってからでもフラッシュ暗算の学習をはじめることができます。右脳の働きが活発な子どもに比べると、レベルアップしていくスピードはゆっくりかもしれませんが、数桁なら練習次第でできるようになるそうですよ。
フラッシュ暗算はどこで習得できる?
フラッシュ暗算は、公式のソフトを揃えているそろばん教室で習得するのがオススメです。
日本フラッシュ暗算協会のwebサイトでは、正規のプログラムを使い、また、「フラッシュ暗算検定試験」を実施している、全国のそろばん教室を検索できます。
または、掲載されていなくても、フラッシュ暗算を取り入れている場合もあるので、自宅近くなど、通いやすいそろばん教室や珠算塾に、直接問い合わせてみてくださいね。
検定試験を行っているそろばん教室検索 | 日本フラッシュ暗算協会

フラッシュ暗算公式ホームページ。フラッシュ暗算考案者が設立した協会のサイトです。
自宅での練習方法やそのコツは?無料アプリを使ってみよう
フラッシュ暗算は、基本的にそろばん教室で講師の指導のもと、学んでいくのがおすすめです。しかし、開催されている教室が自宅近くにない場合や、まずはどのようなものか試してみたい場合、スマホアプリやパソコンのソフトを利用する手も。
日本フラッシュ暗算協会の公式ソフトでも自宅学習することが可能です。無料のお試し版もありますので、まず試してみてはどうでしょうか。
フラッシュ暗算は、何度も練習を重ねる必要があるので、アプリやソフトを使えば、自宅でレベルに合わせて難易度を調整することができます。慣れてきたら、少し早く設定し、暗算スピードを効率的に高めていきましょう。
さらに、正答率や履歴が表示されるタイプ、全国ランキングで他のユーザーと競争できるタイプのアプリやソフトの機能をうまく利用すると、モチベーションが高くなって、長く続けられるのではないでしょうか。
また、平成21年より「フラッシュ暗算検定」が「あんざん能力コンピュータ試験」から名称変更されて行われています。暗算の基本である、加算速度と正確性向上に重点が置かれた検定試験です。
こちらの合格を目標にしてみるのも良さそうです。日本フラッシュ暗算協会公認の検定模試アプリもあるので、チャレンジして、自分のレベルや級を評価してましょう。
公式ソフトの紹介 | 日本フラッシュ暗算協会

フラッシュ暗算公式ホームページ。フラッシュ暗算考案者が設立した協会のサイトです。
大人にも子どもにも効果がいっぱい!
暗算力や計算力、集中力が身につき、右脳まで鍛えられるフラッシュ暗算。そろばんと一緒に学習することで、日常生活や将来のあらゆる場面でとても役立ちます。大人にも効果があるフラッシュ暗算、親子で一緒に挑戦してみませんか?
【そろばん】の驚くべき効果!長男の集中力が高まった!

著者の長男が、小学1年生のときにはじめたそろばんは、集中力・計算力が身につくなど、メリットがたくさん。そろばんのはじめどきや効果、教室選びに至るまで長男の経験から詳しくお伝えしている記事です。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。