2017年10月27日 公開

レベルに合わせて楽しめる!知育玩具パズル「カタミノ」をご紹介

カタミノというパズルをご存じですか? さまざまなかたちをしたブロックを組み合わせて、すき間を埋めていく知育玩具です。人によって難易度を変えられるのが特徴で、遊んでいるうちに自然と発想力が鍛えられます。今回はそんなカタミノについて紹介します。

カタミノとは?

商品名:カタミノ / KATAMINO
販売元:CAST Japan

カタミノはフランスのギガミック(Gigamic)社が販売しているパズルです。対象年齢は3歳~99歳と、幅広い年代の人が楽しめます。

12個の木製のピースを組み合わせて遊びます。ピースはさまざまな形をしていますが、どれも正方形5個分の大きさで、面積は同じです。

カタミノの画像を見て、「見たことがある」と思われた方も多いのではないでしょうか。同じ形のパズルは以前からよく遊ばれていました。しかしカタミノはレベルに合わせて難易度を変えられるという特徴があります。通常は5マス×12マスの60マスですが、カタミノなら5マス×3マスの12マスから遊ぶことができるのです。

その組み合わせは、なんと36,057種類。長く遊べるのもうれしいポイントです。

パズル遊びの効果

空間認識能力

遊びながらさまざまな能力が鍛えられるのがパズル遊びのいいところ。
出来上がりを頭の中でイメージしながら、違う形のピースをあれこれはめていく作業は、空間認識能力を鍛えるのに役立ちます。

数学的センス

ピースの大きさや形をよく見ながらはめていくので、数学的センスも身に付けられます。遊んでいるうちに、大きさやものとものとの間隔、形を作る仕組みなどを自然と理解していきます。

脳の活性化

ピースをつまんではめていく、細かい指先の作業は、脳に刺激を与えます。
ピースを回転させたり位置を変えたりしながら、どこにどのピースが入るか、試行錯誤して進めていくので、脳の活性化、集中力アップにつながるでしょう。

カタミノの遊び方

Radachynskyi Serhi/shutterstock.com
カタミノの基本的な遊び方は、枠の中にピースを隙間なく埋めていく「スラム」です。テトリスと似ていますが、ピースのかたちが少し違います。テトリスのピースが4つの正方形で構成されているのに対し、カタミノのピースは5つの正方形です。

カタミノは枠の中を区切ることで、難易度を変えることが可能。付属のルールブックを見ると、枠のサイズと、使うピースが指定されています。たとえば5マス×3マスなら、オレンジと茶色と緑の3つのピースを使うといった具合です。カラフルなピースなので、どのピースを使えばよいのかわかりやすくなっています。

真ん中で区切って、二人で対戦することもできます。
どちらが早く埋められるか競争することで、集中力もあがるでしょう。慣れてきたら、ぜひ挑戦してみてください。

また、単に平面パズルとして遊ぶだけでなく、直方体や動物の形を作ったりと、いろいろな遊びもできます。遊び方が広がることで、飽きずに楽しむことができるでしょう。

カタミノで身につく能力

カタミノは論理的な思考力を鍛えるのに役立ちます。その場しのぎでピースを並べても、最後までピースを埋めていくことができません。想像力を働かせて、根気強く並べていく必要があります。集中力や忍耐力のアップにもつながるでしょう。

最後の1ピースがピタッとはまったときは、達成感を味わい、また次の問題に挑戦したくなるはず。難易度をあげていくことで、これらの能力もますます鍛えられていくでしょう。

アプリでも楽しめる

カタミノと同様のパズルは、タブレットやスマートフォンのアプリでも楽しむことができます。たとえばOctostoneは、カタミノと同じ形のピースを埋めていくパズル。パズルを持ち運ぶ必要がないので、移動中や外出先でも気軽に楽しむことができます。

家族でチャレンジしてみては?

カタミノは子どもだけでなく、大人も楽しむことができるパズルです。一見すると簡単そうに思えるものの、大人がやってもなかなか埋めることができません。

注意したいのは、勉強として挑戦するのではなく、遊びとして楽しむこと。好きなこと、楽しいことであれば、次の問題に挑戦したい、もっと遊びたいと思い、それが能力アップにもつながるのです。

家族で協力しながらチャレンジしたり、対戦して遊ぶのもおすすめ。特に、テトリスにハマっていたパパママは、カタミノにもハマるのでは?お子さまとコミュニケーションを取りながら、楽しく遊んでみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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宮島ムー 宮島ムー  滋賀県大津市に住んでいます。同い年の夫と、2013年生まれの娘と3人暮らし。「ムーメモ」というブログを運営しているので、ぜひ検索してみてください。Twitterアカウントは@muumemoです。