2019年5月21日 公開

筆記用具選びもお受験の重要事項!「『お受験』はじめました!」Vol.42

小学校受験の考査において多くの小学校でペーパーテストが行われます。また、絵画のテストがある学校もあり、そのため筆記用具を使う練習が必要です。今回は特に本番でよく使う鉛筆、クーピー、クレヨンについて、準備と練習方法についてお伝えします。

小学校受験で使われる筆記用具

ペーパーテストに使う筆記容疑は鉛筆……と思われるかもしれませんが、クーピーを使う学校が多く、クレヨンやラッションペンを使う学校もあります。

それぞれの筆記用具の使い方や特徴をまとめました。

鉛筆

商品名:くもんのこどもえんぴつ2B
販売:くもん出版
ペーパーテストに使われます。

濃さ・硬さともに「2B」の鉛筆が筆圧の低い幼児には適していると思います。

HBやBはしっかりと書けない場合もあり、4Bや6Bは濃く書けすぎてしまい、消した時に汚くなると感じました。

はじめて持つ鉛筆なら、くもんの「こどもえんぴつ」が持ちやすくておすすめです。

クーピー

商品名:クーピーペンシル
販売:サクラクレパス
クーピーはサクラクレパスの登録商標ですが、色鉛筆の代表的な名称として使われています。こちらもペーパーテストに使われることが多いです。

ペーパーテストで使われる時は主に赤と青、それから場合によっては緑が用意されます。小学校受験では受験者は文字が読めないという設定で進められるため、問題は読み上げられるのですが、「青でマルを付けてください」などと指示が出されることがあります。しっかりと人の話を聞くことができるかも問われています。

クーピーはサクラクレパスの12色を用意する方が多いですが、類似した商品である三菱鉛筆の「ポンキー」を使用した学校もあるため両方用意すると良いでしょう。ポンキーはクーピーよりも書き味がクレヨンに近く、紙で芯を巻いてあるためクーピーよりも折れにくい仕様になっています。

クレヨン

商品名:ぺんてるくれよん
販売:ぺんてる
主に絵画のテストで使われることが多いクレヨン。強く力を入れると折れてしまうため、慣れが必要です。また、色を混ぜることもできるのでさまざまな表現が可能です。

クレヨンはぺんてるの12色か16色が使われることが多いので使い慣れておくと良いです。はじめは少ない色数で練習したほうが基本の色の使い方や混色の仕組みを理解しやすいと思います。あまりたくさんの選択肢を一度に与えないことを意識してみてください。

ラッションペン

商品名:ラッションペン No.300
販売:寺西化学工業
こちらの水性のペンも、学校によってはペーパーテストで使われることがあります。強く力を入れると芯が曲がってしまったり、インクが出すぎてにじんでしまうので、こちらも余裕があれば練習をしておくと安心です。色は主に赤か青が使われます。

練習方法

どの筆記具も可能であれば年少頃から練習しはじめることをおすすめします。

娘のミヤピーは小学校受験の準備をはじめたのが年長の春からだったのですが、複数の筆記具の使い分けに少し時間がかかりました。

鉛筆

はじめて鉛筆を使う時にグーで握ってしまうお子さまが多いのですが、できるだけ正しい持ち方をはじめから教えたほうが後が楽です。

くもんの「こどもえんぴつ」は、幼児が持ちやすいよう断面が三角で軸が太めになっています。この鉛筆で持ち方を定着させてから普通の鉛筆に移行するとよいでしょう。

すごく持ちやすいのですが、気になる点も。それは、鉛筆の形が三角であるため、鉛筆削りとキャップは専用のものが必要になることです。鉛筆を買ったら、鉛筆削りとキャップも合わせて購入しておくとよいでしょう。

クーピー

ミヤピーが最も失敗した筆記具です。

受験の準備をはじめる前までは絵を描く用途でしか使っていなかったのですが、テストで用いる練習をするようになってからポキポキと芯を折るようになってしまいました。よく使う青と赤は単品でも用意しておくと良いでしょう。

クーピーは芯も細めなので、鉛筆の練習同様にペーパーテストのお勉強の時になるべく取り入れるようにしてください。

クレヨン

保育園では太めのものを使っていたのですが、小学校受験で多く使われるのはぺんてるの「くれよん」です。

1本1本が細めで短いので、ミヤピーはポキポキとよく折ってしまいました。赤・青・黒・うすだいだい色が非常に消費されたので、単品で予備を用意しました。

強く塗った時・薄く塗った時、色を重ねた時にどうなるかなど、さまざまな練習をしてみましょう。手が汚れやすいのできれいに使うことと、芯に巻いてある紙の取扱い方法も練習しておきましょう。

ママミーヤがこだわった筆記用具の持ち方練習

よく筆記用具の持ち方サポートアイテムが売られていますが、ママミーヤは使わないように心がけていました。お箸も持ち方をサポートするための用具がありますが、あの用具がないと持てないというお子さまもいます。

持ち方を向上させるためには指の力を強くする訓練が必要です。

そこで、ママミーヤはピンセットであずき豆をつまんで移動させる練習をしていました。掴む力が強くなれば上手に鉛筆もお箸も使えるようになると感じています。

あずきはつるつる滑るので非常につまみにくく、でもそれが楽しいのかミヤピーは夢中になってつまんでいたのを思い出します。遊びがてら巧緻性を高める練習にもなるのでおすすめですよ。

次回もお楽しみに!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

ママミーヤ ママミーヤ  フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!