ジンジャーブレッドマンとは?
via
pixabay.com
ジンジャーブレッドマンとは、人の形をした生姜の香りのクッキー。欧米のクリスマスにはなくてはならない存在です。
頭と手足だけを型どったシンプルな形ですが、お腹にボタンがきっちりとデコレーションされている姿は愛嬌があってかわいいですよね。
レシピによっては生姜以外にシナモン、クローブ、アニスなどのスパイス類が加えられているものもあります。
また、食べるだけではなく、クリスマスツリーなどのデコレーションにも使われています。
頭と手足だけを型どったシンプルな形ですが、お腹にボタンがきっちりとデコレーションされている姿は愛嬌があってかわいいですよね。
レシピによっては生姜以外にシナモン、クローブ、アニスなどのスパイス類が加えられているものもあります。
また、食べるだけではなく、クリスマスツリーなどのデコレーションにも使われています。
ジンジャーブレッドマンの由来
なぜクリスマスに人型のジンジャークッキーを食べるようになったのかというと、起源は16世紀のイギリスにまでさかのぼります。
当時のイギリスは、14世紀以降、世界各地で流行を繰り返すペストに悩まされていました。予防に生姜が効果的と知ったイギリス国王ヘンリー8世が、国民にジンジャークッキーをすすめたのが始まりと言われています。ころっとした人型なのは、ちょっぴり太めのヘンリー国王に似せたという説も。
当時のイギリスは、14世紀以降、世界各地で流行を繰り返すペストに悩まされていました。予防に生姜が効果的と知ったイギリス国王ヘンリー8世が、国民にジンジャークッキーをすすめたのが始まりと言われています。ころっとした人型なのは、ちょっぴり太めのヘンリー国王に似せたという説も。
ジンジャーブレッドマンの生姜の秘密
via
pixabay.com
ジンジャーブレッドマンとは生姜入りのクッキーですが、生姜が入っている理由は病気の予防のほか、魔除けの意味もあったと考えられています。
生姜などのスパイスは魔除けの力があると信じられていたため、家族の幸せを願いジンジャークッキーを飾っていたのです。
また、欧米のクリスマスは、一般的に11月末のアドベントから1月6日の降誕祭まで続きます。クリスマスデコレーションもその間中飾られているので、食品を日持ちさせるために生姜などのスパイスを加えたとも言われています。
生姜などのスパイスは魔除けの力があると信じられていたため、家族の幸せを願いジンジャークッキーを飾っていたのです。
また、欧米のクリスマスは、一般的に11月末のアドベントから1月6日の降誕祭まで続きます。クリスマスデコレーションもその間中飾られているので、食品を日持ちさせるために生姜などのスパイスを加えたとも言われています。
ジンジャーブレッドマンのお話
via
pixabay.com
欧米で親しまれているジンジャーブレッドマンには、彼が主役の有名なお話しがあります。簡単なあらすじをご紹介しましょう。
昔、おばあさんが男の子の形のジンジャークッキーを焼いていました。熱くてたまらなくなったジンジャークッキー坊やは、オーブンから飛び出します。
「走れ!走れ!捕まえられないよ!僕はジンジャーブレッドマンだよ!」と歌いながら逃げる彼を追いかけるおじいさんとおばあさん。
どんどん逃げ続けるジンジャーブレッドマンですが、川を渡るときにきつねに騙されて、なんとぱくりと食べられてしまいます。これでお話はおしまいです。
昔、おばあさんが男の子の形のジンジャークッキーを焼いていました。熱くてたまらなくなったジンジャークッキー坊やは、オーブンから飛び出します。
「走れ!走れ!捕まえられないよ!僕はジンジャーブレッドマンだよ!」と歌いながら逃げる彼を追いかけるおじいさんとおばあさん。
どんどん逃げ続けるジンジャーブレッドマンですが、川を渡るときにきつねに騙されて、なんとぱくりと食べられてしまいます。これでお話はおしまいです。
ジンジャーブレッドマンが主役の絵本
via
amazon.co.jp
タイトル: The Gingerbread Man (Easy-To-Read Folktales)
著者 : Karen Schmidt
出版社 :Scholastic
著者 : Karen Schmidt
出版社 :Scholastic
欧米には、さきほどご紹介したジンジャーブレッドマンのお話を題材とした絵本がたくさんあります。そのなかでもおすすめの1冊がこちら。
Karen Schmidt氏のわかりやすいイラストが人気の「The Gingerbread Man」は、英語がはじめてのお子さまにもおすすめです。20cm四方の正方形で、お子さまが自分で持って読むにもぴったりですね。
Karen Schmidt氏のわかりやすいイラストが人気の「The Gingerbread Man」は、英語がはじめてのお子さまにもおすすめです。20cm四方の正方形で、お子さまが自分で持って読むにもぴったりですね。
かわいいだけではないジンジャーブレッドマン
ジンジャーブレッドマンとは何かをいろいろな側面からご紹介しました。かわいらしい姿には実は欧米の歴史や文化がいっぱいつまっています。お家でジンジャーブレッドマンを作ったり、街で見かけたりしたら、ぜひお子さまにジンジャーブレッドマンの秘密を教えてあげてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。