2年かけて開発した「本当にあかちゃんが好きな絵本」
「あかちゃん学」を研究する、開一夫教授が運営する「東京大学あかちゃんラボ」。ここでは主に、あかちゃんが成長し、発達していく中で、必要な能力をどのように獲得していくのかを科学的に研究しています。
開教授曰く「あかちゃんの研究をしていると、よく『あかちゃんって明るい色が好きなんですよね?』などと聞かれるんですが、実は大人が思っているほど単純ではないんです」とのこと。
そこで、出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンと共に、「あかちゃんの立場」を尊重して、あかちゃんが本当に「好きな」絵本を作ろうというプロジェクトをスタートさせることに。
具体的には、8~13カ月のあかちゃんを対象に、選択注視法というやり方で実験を行ったそう。これは、いくつかの刺激を同時に提示して、どれをより長く注視するかを測るという方法です。複数のイラストの中であかちゃんが長く見つめているものはどれかをチェックし、その結果から統計的に「あかちゃんの好み」を明らかに。なんだかすごく面白そうな実験ですよね。
そして、その結果から、3冊のあかちゃん絵本が誕生!詳しくご紹介します。
開教授曰く「あかちゃんの研究をしていると、よく『あかちゃんって明るい色が好きなんですよね?』などと聞かれるんですが、実は大人が思っているほど単純ではないんです」とのこと。
そこで、出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンと共に、「あかちゃんの立場」を尊重して、あかちゃんが本当に「好きな」絵本を作ろうというプロジェクトをスタートさせることに。
具体的には、8~13カ月のあかちゃんを対象に、選択注視法というやり方で実験を行ったそう。これは、いくつかの刺激を同時に提示して、どれをより長く注視するかを測るという方法です。複数のイラストの中であかちゃんが長く見つめているものはどれかをチェックし、その結果から統計的に「あかちゃんの好み」を明らかに。なんだかすごく面白そうな実験ですよね。
そして、その結果から、3冊のあかちゃん絵本が誕生!詳しくご紹介します。
『あかちゃんが選んだ絵本』開発秘話を開教授に聞きました! - Chiik! - 3分で読める知育マガジン -

実際に選んでいる様子はこちら。開教授のインタビューもあります。
あかちゃんの人気投票で一番だったキャラクターの絵本
via
amazon.co.jp
タイトル:うるしー
著者:ロロン(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:ロロン(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
見習い手品師のうるしーが、帽子からいろいろなものを取り出します。バナナ、三輪車、ゾウ……と次々に飛び出してくるのが面白い!
主人公は、異なるイラストレーターがそれぞれのイメージで描いたイラストをあかちゃんに見せ、選択注視法による投票で人気のキャラクターを選んでもらったそうです。
さらに興味深いのは、同じイラストをお母さんたちにも見せて投票してもらった結果、あかちゃんが選んだこのクマのイラストは、一番人気がなかったんです。そして、お母さんたちにダントツ人気だった三角帽子のキャラクターは、あかちゃんの投票では一番低いという結果に……。
お母さんとあかちゃんの好みがこんなに違うなんて、驚きです。この衝撃の結果は絵本の裏表紙に詳しく書かれているので、ぜひ見てみてくださいね。
主人公は、異なるイラストレーターがそれぞれのイメージで描いたイラストをあかちゃんに見せ、選択注視法による投票で人気のキャラクターを選んでもらったそうです。
さらに興味深いのは、同じイラストをお母さんたちにも見せて投票してもらった結果、あかちゃんが選んだこのクマのイラストは、一番人気がなかったんです。そして、お母さんたちにダントツ人気だった三角帽子のキャラクターは、あかちゃんの投票では一番低いという結果に……。
お母さんとあかちゃんの好みがこんなに違うなんて、驚きです。この衝撃の結果は絵本の裏表紙に詳しく書かれているので、ぜひ見てみてくださいね。
あかちゃんがくぎづけ! 泣く子も思わず見つめる絵本
via
amazon.co.jp
タイトル:もいもい
著者:市原淳(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:市原淳(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
「もいもい」というのは、大人の目から見ると、目玉一つの未発達生物のような、なんとも不思議なキャラクター。
実はこのキャラクター、実験の過程で偶然に見つかった「あかちゃんの視線をくぎづけにするイラスト」から生まれたんです。
それは「もいもい」という言葉のイメージを探る実験で、さまざまなイラストをあかちゃんに見せていたら、ある1枚のイラストの注目度が圧倒的に高かったんだそう。それが、この目玉のようなイラストだったというわけです。
そこで、すべてのページにいろいろな「もいもい」が登場する絵本を作ってあかちゃんに見せたところ、驚くほどの集中力で見入ったんだそう。読者の反響を見ると、たった2カ月のあかちゃんでも、他の絵本とは明らかに反応が違ったという感想も。これはぜひわが子にも見せてみたい!と思いますよね。
実はこのキャラクター、実験の過程で偶然に見つかった「あかちゃんの視線をくぎづけにするイラスト」から生まれたんです。
それは「もいもい」という言葉のイメージを探る実験で、さまざまなイラストをあかちゃんに見せていたら、ある1枚のイラストの注目度が圧倒的に高かったんだそう。それが、この目玉のようなイラストだったというわけです。
そこで、すべてのページにいろいろな「もいもい」が登場する絵本を作ってあかちゃんに見せたところ、驚くほどの集中力で見入ったんだそう。読者の反響を見ると、たった2カ月のあかちゃんでも、他の絵本とは明らかに反応が違ったという感想も。これはぜひわが子にも見せてみたい!と思いますよね。
あかちゃんが選んだ「言葉のイメージ」の世界とは
via
amazon.co.jp
タイトル:モイモイとキーリー
著者:みうらし~まる(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:みうらし~まる(絵)、開一夫(監修)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
「モイモイ」「キーリー」「ボルンボルン」など、さまざまな音を聞いて、あかちゃんがどんなイメージを描くのか。それを一冊にまとめたのが、この絵本です。
まあるいイメージ、トゲトゲしたイメージなど、言葉によって思い描く形も違いますよね。普段はあまり意識していませんが、この絵本を見ていると、「なるほど、これがモイモイか」「たしかにこれはジグザグって感じ」など、自分の中のイメージもふくらんでいきます。カラフルなイラストと音の組み合わせも面白くて、楽しく読み聞かせできる絵本です。
まあるいイメージ、トゲトゲしたイメージなど、言葉によって思い描く形も違いますよね。普段はあまり意識していませんが、この絵本を見ていると、「なるほど、これがモイモイか」「たしかにこれはジグザグって感じ」など、自分の中のイメージもふくらんでいきます。カラフルなイラストと音の組み合わせも面白くて、楽しく読み聞かせできる絵本です。
しゃべれなくても、あかちゃんはわかっている!
まだおしゃべりもしない、反応も薄い1歳未満のあかちゃんに、読み聞かせなんて意味があるの? 今までそう思っていた人も多いかもしれませんが、この「あかちゃん学絵本」のシリーズからは、あかちゃんは大人が思っているよりもずっといろいろなことがわかっているし、大人とは違う好みや感覚をもっていることに気づかされます。
「うちの子は絵本に集中してくれなくて……」というのも、もしかしたら親目線や好みで選んだ絵本が、あかちゃんの興味と合わないだけかもしれません。
この「本当にあかちゃんが好きな絵本」で、あかちゃんに寄り添った読み聞かせを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「うちの子は絵本に集中してくれなくて……」というのも、もしかしたら親目線や好みで選んだ絵本が、あかちゃんの興味と合わないだけかもしれません。
この「本当にあかちゃんが好きな絵本」で、あかちゃんに寄り添った読み聞かせを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。