第二次大戦後まもなくはじまった世界最大のトイフェア
ニュルンベルク国際玩具見本市(正式名称は、シュピールヴァーレンメッセ)は、第二次世界大戦が終わってからまもない1950年に第1回が開催されました。
初年度の参加企業は351社でしたが、現在では2800社が自慢の製品を展示する巨大なおもちゃ見本市に成長しました。
展示ブースは、「ラジコン」「知育玩具」「ぬいぐるみ」など12種類に分類され、毎年100万点もの製品が展示されます。新製品だけでも7万5千点におよぶといますから、おもちゃの世界も大変な市場競争にさらされていることがわかりますね。
初年度の参加企業は351社でしたが、現在では2800社が自慢の製品を展示する巨大なおもちゃ見本市に成長しました。
展示ブースは、「ラジコン」「知育玩具」「ぬいぐるみ」など12種類に分類され、毎年100万点もの製品が展示されます。新製品だけでも7万5千点におよぶといますから、おもちゃの世界も大変な市場競争にさらされていることがわかりますね。
Spielwarenmesse 2016 Impressions
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Spielwarenmesse: Startseite

Die Spielwarenmesse in Nテシrnberg ist die grテカテ殳e Spielemesse der Welt. Entdecken Sie aktuelle Trends, Spielzeug Neuheiten & das Magazin "Spirit of Play"!
流行の最先端が集まる「トレンド・ギャラリー」
ニュルンベルク国際玩具見本市にはおもちゃのトレンドを調査するスタッフがいて、世界中のおもちゃを調査しています。その調査の集大成が年に一度、見本市の会場の一つ「トレンド・ギャラリー」で展示されます。
2017年のトレンドの一つは「体と心」。いまの子どもたちはITが存在しなかった世界を知らない世代です。オンラインゲームだけで丸一日過ごせる……そんな現代っ子たちは、パパママが子どもだった時代にくらべて、極端に運動遊びが減っていることが心配されています。
そこで、たとえばデンマークの企業「ゴンジ」がつくりだす「ローラー」のように、運動遊びをいかに楽しく行うかをテーマにしたおもちゃが業界の流行となっています。
2017年のトレンドの一つは「体と心」。いまの子どもたちはITが存在しなかった世界を知らない世代です。オンラインゲームだけで丸一日過ごせる……そんな現代っ子たちは、パパママが子どもだった時代にくらべて、極端に運動遊びが減っていることが心配されています。
そこで、たとえばデンマークの企業「ゴンジ」がつくりだす「ローラー」のように、運動遊びをいかに楽しく行うかをテーマにしたおもちゃが業界の流行となっています。
その年最高のおもちゃが勢ぞろい!「トイアワード」
via
www.amazon.de
上に述べたおもちゃの「トレンド」などを反映し、かつ子どものすこやかな成長にために大きく貢献するすぐれたおもちゃを表彰するのが、「トイアワード」です。
「0-2歳」「3-5歳」「6-10歳」「11歳以上」の4つの部門ごとに、創造性に富んだ革新的なおもちゃがピックアップされます。
たとえば、2016年の「6-10歳」カテゴリでは、一度に100個の水風船をつくれる「Bunch O Balloons」、「11歳以上」カテゴリでは、プログラミングを学べるゲーム「KosmoBits」が表彰されています。
「0-2歳」「3-5歳」「6-10歳」「11歳以上」の4つの部門ごとに、創造性に富んだ革新的なおもちゃがピックアップされます。
たとえば、2016年の「6-10歳」カテゴリでは、一度に100個の水風船をつくれる「Bunch O Balloons」、「11歳以上」カテゴリでは、プログラミングを学べるゲーム「KosmoBits」が表彰されています。
ToyAward Winner 2016: KosmoBits, KOSMOS Verlag
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ToyAward Winner 2016: Bunch O Balloons, ZURU (distribution: Splash Toys)
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最新技術の結晶に目を見張る「Tech2Play」
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www.photo-ac.com
ドローンやロボットなど、最新技術を駆使したおもちゃが当たり前のように販売されはじめています。パパママの世代では考えられなかったことですよね。
学校関係者のあいだで特に話題になっているのが「3Dプリンタ」です。子どもが自由に描いた設計図をもとに、現実に手でさわれる物体を精密に再現してしまう3Dプリンタは、子どもの無限の創造性をはぐくむ力強いサポート役といえます。
その教育効果に着目する学校が世界中で増えています。日本でも徐々に導入されはじめましたが、アメリカなどではすでに1000校以上の学校で3Dプリンタが導入されているそうです。
学校関係者のあいだで特に話題になっているのが「3Dプリンタ」です。子どもが自由に描いた設計図をもとに、現実に手でさわれる物体を精密に再現してしまう3Dプリンタは、子どもの無限の創造性をはぐくむ力強いサポート役といえます。
その教育効果に着目する学校が世界中で増えています。日本でも徐々に導入されはじめましたが、アメリカなどではすでに1000校以上の学校で3Dプリンタが導入されているそうです。
The hottest tech toys in 2017
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入場には制限があるが招待券をもらえばOK!
via
www.photo-ac.com
ニュルンベルク国際玩具見本市には入場制限があります。原則としておもちゃの製造、販売などに関わる当事者(メーカーや問屋、小売業など)が中心で、学校関係者や教育研究者など、おもちゃの活用にたずさわる仕事をしている人も入場できます。
事前に身分証明を登録する必要があるので、ぶっつけ本番で入場することはできません。ただ、業界関係者とのコネクションがあれば「招待客」という形で入場の権利をもらえるようなので、取引先やお知り合いにおもちゃ関係の仕事をしている人がいたら、頼んでみるのも一つの手でしょう。
事前に身分証明を登録する必要があるので、ぶっつけ本番で入場することはできません。ただ、業界関係者とのコネクションがあれば「招待客」という形で入場の権利をもらえるようなので、取引先やお知り合いにおもちゃ関係の仕事をしている人がいたら、頼んでみるのも一つの手でしょう。
How to visit the Spielwarenmesse
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公式HPにはおもちゃ情報が満載!
毎年、新作だけで7万点も発表されるというのは驚くほかありませんね。子どものおもちゃを選ぶのはパパママ。できることなら、子どもの知育・情操教育に役立つものを選びたいですよね。ニュルンベルク国際玩具見本市の公式HPでは、(説明は英語ですが)おもちゃのトレンドや最新製品などについて膨大な量の情報が公開されているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。