「将来の夢」に関する調査
ベネッセグループの東京個別指導学院では、6月10日の「夢の日」にちなんで、小中高生を対象に「将来の夢」に関する意識・実態調査を行いました。
【調査期間】
2018年5月9日~17日
【調査対象】
小学生・中学生・高校生の男女
※性年代による割付なし
【回答数】
500名
※小・中学生は保護者による代理回答
6月10日は、「む(6)ちゅう(10)」(夢中)の語呂合わせから「夢の日」と制定。提唱者は香川県直島に住む女性で、「夢をかなえてくれた人(または夢の実現に力を貸してくれた人)に感謝し、自分の夢について考え、語り合う日」という想いが込められているそうです。
【調査期間】
2018年5月9日~17日
【調査対象】
小学生・中学生・高校生の男女
※性年代による割付なし
【回答数】
500名
※小・中学生は保護者による代理回答
6月10日は、「む(6)ちゅう(10)」(夢中)の語呂合わせから「夢の日」と制定。提唱者は香川県直島に住む女性で、「夢をかなえてくれた人(または夢の実現に力を貸してくれた人)に感謝し、自分の夢について考え、語り合う日」という想いが込められているそうです。
「夢の日」に関する意識・実態調査レポート

㈱東京個別指導学院による「イマドキ小学生・中学生・高校生の”将来の夢”についての調査
将来なりたい職業がある子どもは60%以上!
「将来なりたい職業がある」と回答した子どもは61%。具体的な内容は、「パパと同じ仕事」「スポーツメーカーの会社」「プロ棋士」 などの明確な回答から、「なにかをつくる人」 「法に関すること」「IT に関わる仕事」といった大まかな回答まで、さまざまでした。
また、職業だけでなく「かなえたいことがある」と回答したのは45%。具体的には「海外旅行10カ国達成」「和風の家を建てて、猫と一緒に住みたい」「馬を飼う。馬が好きだから」「宇宙へ行く」「テレビで有名な魚類学者のいる大学に行く」など、ユニークな夢もありました。
また、職業だけでなく「かなえたいことがある」と回答したのは45%。具体的には「海外旅行10カ国達成」「和風の家を建てて、猫と一緒に住みたい」「馬を飼う。馬が好きだから」「宇宙へ行く」「テレビで有名な魚類学者のいる大学に行く」など、ユニークな夢もありました。
夢をかなえるために大切なのは「勉強」がトップ
「夢をかなえるために大切だと思うことは何か」という質問をしたところ、1位は「勉強すること」が63%でトップになりました。次いで、「コミュニケーション能力を磨くこと」(54%)、「新しいチャレンジをするなどして度胸をつけること」(53%)と続きました。
将来の夢をかなえるためには、勉強することが近道であると考える子どもが多いものの、勉強だけでなく、コミュニケーション能力やチャレンジ精神も必要だと感じていることがわかりました。
一方で、「夢をかなえるためのがんばり方がわからない」と回答した子どもが55%にものぼることがわかりました。夢の実現に向けて、親をはじめ周りの大人のアドバイスやサポートが必要であることがうかがえます。
将来の夢をかなえるためには、勉強することが近道であると考える子どもが多いものの、勉強だけでなく、コミュニケーション能力やチャレンジ精神も必要だと感じていることがわかりました。
一方で、「夢をかなえるためのがんばり方がわからない」と回答した子どもが55%にものぼることがわかりました。夢の実現に向けて、親をはじめ周りの大人のアドバイスやサポートが必要であることがうかがえます。
企業も親も注目する「コミュニケーション能力」
日本経済団体連合会が行った「2017年度新卒採用に関するアンケート調査」の結果によると、採用の選考時に重視する要素は、「コミュニケーション能力」が82%でトップに。次いで、「主体性」が60.7%、「チャレンジ精神」が51.7%という結果になっています。
また、2016年11月にとある人材サービス会社が行った「小学生の習い事に関する調査」では、習い事を通じて子どもに身につけて欲しい能力として、「コミュニケーション能力」が70%でトップになっています。
若者が就職するときや、子どもの成長には、「コミュニケーション能力」が重要であり、企業も親も強く求めていることがわかります。これは、加速するグローバル化により、多様な価値観や文化などに向き合いながら、激動の社会に対応していく力が求められるからとも考えられます。
また、2016年11月にとある人材サービス会社が行った「小学生の習い事に関する調査」では、習い事を通じて子どもに身につけて欲しい能力として、「コミュニケーション能力」が70%でトップになっています。
若者が就職するときや、子どもの成長には、「コミュニケーション能力」が重要であり、企業も親も強く求めていることがわかります。これは、加速するグローバル化により、多様な価値観や文化などに向き合いながら、激動の社会に対応していく力が求められるからとも考えられます。
日本経済団体連合会「2017年度新卒採用に関するアンケート調査結果」

日本経済団体連合会が2017年11月27日に発表した「2017年度新卒採用に関するアンケート調査結果」
小学生の習い事に関する調査|株式会社VSN

エンジニア人材サービスの株式会社VSNが2016年11月に行った「小学生の習い事に関する調査」結果
文部科学省「子どもたちのコミュニケーション能力を育むために」

文部科学省のコミュニケーション教育推進会議にて、2011年に発表された「子どもたちのコミュニケーション能力を育むために~”話し合う・創る・表現する”ワークショップへの取組~」の審議経過報告
コミュニケーション能力を高めるためには
コミュニケーション能力は、園や学校、習い事などの集団生活だけでなく、家庭内においても養うことができる能力です。
子どもの話をよく聞く
子どもが日ごろ感じていること、友だちのことなどについての話を聞く機会をたくさん持ちましょう。話すことが楽しいと思えるように、親は喜んで聞くことがポイントです。もし、疑問に思うことがあれば、否定するのではなく、あくまでも親の考えとして話すことを心がけてください。
親子の会話を増やすことで、コミュニケーションの土台を作ることができます。あまり話をしないのであれば、まずは「おはよう」「ありがとう」などの挨拶を習慣づけすることからスタートしてみてくださいね。
親子の会話を増やすことで、コミュニケーションの土台を作ることができます。あまり話をしないのであれば、まずは「おはよう」「ありがとう」などの挨拶を習慣づけすることからスタートしてみてくださいね。
たくさんの人と関わる機会を持つ
とある調査によれば、「人や地域に関する経験」が多い子どもは、「人と関わること」に自信があると答える割合が高く、「人や地域に関する経験」が少ない子どもは、「人と関わること」に苦手意識を持っていることがわかりました。
お祭りやお餅つきなど、地域の行事に参加したり、ごみ拾いなどのボランティア活動に参加するするなど、日常生活中で多種多様な人と関わるチャンスはたくさんあります。祖父母や親戚に会いに行くことも一つの方法です。
考え方や年齢の異なるさまざまな人に関われば、相手によって対応を変える必要性が自然と身につきます。また、自分の意見を伝えるだけでなく、相手の話を聞くことの大切さも自然と学べるのではないでしょうか。
お祭りやお餅つきなど、地域の行事に参加したり、ごみ拾いなどのボランティア活動に参加するするなど、日常生活中で多種多様な人と関わるチャンスはたくさんあります。祖父母や親戚に会いに行くことも一つの方法です。
考え方や年齢の異なるさまざまな人に関われば、相手によって対応を変える必要性が自然と身につきます。また、自分の意見を伝えるだけでなく、相手の話を聞くことの大切さも自然と学べるのではないでしょうか。
ベネッセ教育情報サイト ふだんの経験でコミュニケーション力に大きな差が出る?

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の共同調査から考察した、コミュニケーション力の必要性と高める秘訣について
コミュニケーション能力の基礎 現代教育学科教授 粕井みづほ

畿央大学教育学部現代教育学科教授である粕井みづほさんのブログ
家庭でできることからはじめてみよう
夢をかなえるために、勉強が必要ではあるものの、それと同様もしくはそれ以上に「コミュニケーション能力」が大事なのかもしれません。
将来の子どもために、家庭でできることからはじめてみませんか?そして、人と関わることができる経験を子どものころに、たくさん積んでみてはいかがでしょうか。
将来の子どもために、家庭でできることからはじめてみませんか?そして、人と関わることができる経験を子どものころに、たくさん積んでみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。