2019年2月18日 公開

磁石を使った遊び方5つ│好奇心を刺激して学びを深めよう

磁石は日常的にも、子どものおもちゃにも使われる身近なアイテムです。便利であると同時に「特定のものにだけひっつく」という磁石の法則は、子どもの好奇心をくすぐります。今回は磁石を使った遊びを5つご紹介。遊びながら子ども自身が学び、発見するきっかけにしてみましょう。

どこにひっつく?磁石を使った「かくれんぼ」


まずは「磁石がひっつくものと、つかないものがある」ということに気付ける遊びを楽しみましょう。子どもが好きなキャラクターや動物のイラストを切り取り、裏に磁石を貼り付けます。磁石はホームセンターや100均でも手に入りますが、大きさや形は子どもの年齢にあった扱いやすいサイズを用意しましょう。

部屋のあちこちに磁石をくっつけ、「どこに隠れたかな?」とかくれんぼゲームのスタートです。探したり、子ども自身が磁石がつく場所を見つけながら隠すことで、磁石の法則に気付くことができます。イラストを工夫すれば、ものの名前を覚えることにも繋がるでしょう。

小さな子どもも楽しめる「魚釣りゲーム」


磁石遊びの定番、魚釣りゲームもおすすめです。市販品も多く見られますが、材料があれば家庭でも簡単に作ることができます。割りばしと紐、磁石、魚に付けるクリップを用意し、子どもとお絵かきを楽しみながら準備しましょう。

慎重に竿を垂らしながら魚を釣る遊びをとおして、磁石には引き寄せる力があることを学べます。家族で挑戦すれば、子どもの競争心も刺激できるはず。より多くの魚を釣るためにはどんな工夫ができるか、探求心を育むことができます。

磁石の法則を学べる「追いかけっこ」


紙の人形を磁石につければ、おいかけっこ遊びが楽しめます。N極同士、S極同士は反発するという磁石の性質を理解しましょう。「紙人形のおにごっこ」「車のレース」など、想像力を働かせればテーマも広がります。紹介するリンクでは「警察と泥棒」をテーマに、途中でコインを泥棒が盗む楽しい工夫も。ぜひ参考にしてみてください。

どこでも遊べる磁石の「福笑い」


家族団らんの机上はもちろん、ママが台所に立つ間に冷蔵庫でも、どこにいてもできる磁石遊びが「福笑い」です。お正月遊びのイメージがありますが、キャラクターや好きな動物にすれば季節感を問いません。100均でも手に入るマグネットシートに絵を描くだけなので、用意も簡単です。

顔のパーツを貼り付ける単純な遊びは、小さな子どもでも楽しく挑戦することができます。

砂鉄を集めて楽しい実験を!


公園遊びのついでに「砂鉄」を集めると楽しい実験ができます。砂鉄は天然の鉱物が風化したもので、公園の砂場でも見つけることが可能。このとき磁石を直接砂場に入れるのではなく、ビニール袋に包んだ状態で砂の上を動かしましょう。袋から磁石を取り出せば、袋ごしにくっついた砂鉄が簡単に集められます。

「どうして磁石につく砂と、つかない砂があるの?」という疑問は学習を深めるチャンス。砂鉄を容器に入れて持ち帰れば、家庭でも楽しい磁石遊びができます。顔を描いた紙の上に砂鉄をまき、紙の下から磁石で砂鉄を動かして髪の毛や髭を作ってみましょう。砂鉄や磁石の不思議に、子どもは夢中になって遊びます。

好奇心と探求心をくすぐる磁石遊び


磁石のような身近なものに関心をもち、自分なりの見方を考えることは子どもの世界を広げます。子どもは好奇心や探求心をくすぐる磁石遊びを通して、その性質を理解していくでしょう。

ただし磁石遊びを楽しむ際、「磁石を近づけないほうがいいもの」についても教える必要があります。ディスプレイやアナログ式の時計、クレジットカードなど、磁気の影響を受けるものには注意。楽しいおうち知育に上手に役立ててみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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mokomoko mokomoko  九州出身、群馬県在住の小学生のミックスツインズママです。好きなものは書くこと、読むこと、食べること。今は子育てで蒔いた種を子どもがどんな風に咲かせるのか楽しみな毎日です。